3世代旅行を楽しむのなら、隣り合った部屋同士がつながっている「コネクティングルーム」がおすすめです。この記事では、ホテルのコネクティングルームが3世代旅行に人気の理由、おすすめのホテルなどを紹介します。
そもそもコネクティングルームとは?
コネクティングルームとは、具体的にはどのようなホテルの客室なのでしょうか?コネクティングルームの魅力や他の部屋タイプとの違いをご紹介します。
コネクティングルームの魅力
コネクティングルームとは、隣り合う2つの部屋が室内ドアでつながっている客室のことです。ホテルによって異なりますが、コネクティングルームで使用される部屋はツインルームやダブルルームが一般的です。室内ドアには鍵が付いているため、コネクティングルームとして使わない場合は独立した部屋として利用されます。
コネクティングルームの魅力は、以下の通りです。 団らんも個人の時間も両立できる 廊下に出なくても行き来できる それぞれの魅力を具体的に解説します。
魅力1:団らんも個人の時間も両立できる
コネクティングルームは、ドアを開ければひとつの広い空間になり、家族全員で集まって会話を楽しんだり、一緒に遊んだりできます。就寝時や着替え、休憩したいときには、室内ドアを閉めることで、それぞれの世帯のプライベート空間をきちんと確保できるのも魅力です。各部屋にバスルームやトイレが備わっているため、お互いに気兼ねすることなく過ごせます。
3世代旅行では「夜更かししたい親世帯」と「早めに休みたい祖父母世帯」といったように、世帯間ごとに生活リズムが異なることも少なくありません。また「就寝時まで義理の家族と一緒にいるのはストレス」と感じることもあるでしょう。コネクティングルームを使えば、お互いの時間を大切にしながら快適に滞在できます。
魅力2:廊下に出なくても行き来できる
コネクティングルームは室内ドアでつながっているため、廊下に出なくても部屋の行き来が可能です。たとえば、子どもが祖父母の部屋に遊びに行ったり、祖父母が夜間に子どもの様子を見に行ったりする際にも、通路に面した扉の解錠・施錠や着替えの手間なく移動できます。利便性だけでなく、安全性の面でもメリットがあるといえるでしょう。
高齢の親と一緒に滞在する場合、常にサポートが必要な状態でなくても「何か困ったことが起きていないだろうか」と心配になることもあるでしょう。コネクティングルームならすぐに隣の部屋へ行けるため、必要に応じて体調を気遣ったり、緊急時に駆けつけたりできます。
このように、コネクティングルームは3世代旅行でお互いのプライベートを守りつつ、安心して滞在できる客室としておすすめです。
他の部屋タイプとの違い
ここでは、スイートルームや二間続き(和室)とコネクティングルームの違いを解説します。
スイートルームとは、ベッドルームとは別にリビングスペースを設けた客室のことです。二間続き(和室)は、2つの部屋が襖で仕切られた客室のことを指します。それぞれのメリット・デメリットは、以下の通りです。
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| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| コネクティングルーム | ・室内ドアで完全に仕切るためプライバシーを確保できる ・廊下に出ることなくお互いの部屋を行き来できる ・各部屋にバス・トイレが設けられている |
・客室にリビングスペースがない |
| スイートルーム | ・客室のリビングとベッドルームが分かれている ・客室に広々としたスペースが確保されている |
・費用が高額になりやすい ・リビング・バス・トイレは家族で共有することになる |
| 二間続き(和室) | ・襖を開けば広々とした空間で過ごせる | ・襖で仕切るため、プライバシーの確保が難しい ・バス・トイレは家族で共有することになる |
他の部屋タイプと比べて、コネクティングルームはプライバシーを確保しやすく、家族団らんの時間を過ごすのにも適しているといえます。
コネクティングルームは「家族3世代旅行」にぴったり!
家族3世代旅行には、コネクティングルームが適しています。コネクティングルームのメリットは、祖父母・親・子が一緒に過ごしながらも、就寝時にはそれぞれ別々の部屋でゆっくり休める点です。
3世代で旅行する場合「旅行中は祖父母と孫が一緒に過ごす時間を大切にしたい」と思いながらも「適度なプライバシーは確保したい」と考えることもあるでしょう。2部屋に分かれたコネクティングルームなら、みんなで一緒に過ごす時間とプライベートな時間の両方を作れます。
また、廊下に出ずにお互いの部屋を行き来できるため、小さなお子様連れでも安心して移動できます。
コネクティングルームを利用する際の注意点
コネクティングルームを利用する際の注意点は、以下の通りです。 隣室の音が聞こえやすい セキュリティ面に配慮が必要 料金は「2部屋分」が基本 それぞれの注意点を詳しく解説します。
隣室の音が聞こえやすい
コネクティングルームは、室内ドアの鍵を閉めても隣室の音が聞こえる場合があります。小さな子どもがいる場合、大きな声を出したり、泣いたりして隣室にいる祖父母に迷惑をかける可能性があるでしょう。
コネクティングルームに宿泊する際は、お互いの部屋からどの程度の音が漏れているのか確認しておくのがおすすめです。また、就寝時はなるべく静かに過ごすよう意識することも大切です。お互いのプライベートな時間を守るため、思いやりのある行動を心掛けましょう。
セキュリティ面に配慮が必要
コネクティングルームは通常の部屋タイプよりドアが多いため、セキュリティ面に注意が必要です。たとえば、片方の部屋に不審者が侵入した場合、室内ドアを使ってもう一方の部屋にも侵入する可能性があります。
コネクティングルームを使用する際は、ドアの施錠を徹底するように意識しましょう。また、外出の際は貴重品を必ず身につけましょう。万が一に備えて、しっかりとセキュリティ対策を行うことが大切です。
料金は「2部屋分」が基本
コネクティングルームの料金は「1部屋分」ではなく「2部屋分」が基本です。通常の部屋タイプと比べて費用が高くなる可能性があるため、予算に応じて利用を検討するとよいでしょう。
ただし、料金はホテルやプランによって異なります。どの程度の費用がかかるのか、事前にホテル側に確認してください。費用を抑えたい場合は、割引プランやセールを活用するのもひとつの方法です。
コネクティングルームのあるホテル5選
ここでは、コネクティングルームのあるおすすめホテルを紹介します。 ホテルマイステイズ宮崎 アートホテル旭川 アートホテル鹿島セントラル アートホテル石垣島 白浜オーシャンリゾート 各ホテルの魅力やコネクティングルームの特徴を詳しく見ていきましょう。
ホテルマイステイズ宮崎
スタンダードツイン コネクティングルーム
「ホテルマイステイズ宮崎」は、宮崎市でも有数の繁華街「ニシタチ」にあり、観光に便利な立地が魅力です。レストランの朝食ビュッフェでは、宮崎の郷土料理をはじめとした50種類以上のメニューを味わえます。大きな窓を設けた開放的な空間で、ホテル自慢の味をゆったり堪能しましょう。洗濯機と乾燥機を各5台設置したランドリースペースがあるのも嬉しいポイントです。
【スタンダードツイン コネクティングルームの特徴】 部屋サイズ:30m²のツインルーム2部屋 最大宿泊人数:大人4人+添い寝4人+布団なし幼児8人 ベッド:各部屋に幅110cmのベッド2台
| 住所 | 〒880-0001 宮崎県宮崎市橘通西3-1-1 |
|---|---|
| アクセス | JR「宮崎駅」から徒歩約15分 JR「宮崎駅」からバスで5分、「橘通り3丁目バス停」下車後 徒歩約3分 |
| 公式サイトURL | https://iconia.co.jp/hotel-mystays-miyazaki-miyazaki |
アートホテル旭川
コネクティングコンフォートツイン
旭川市内の中心部に位置する「アートホテル旭川」は、旭山動物園や中富良野町のラベンダー畑など、人気観光地にアクセスしやすいロケーションが魅力です。ホテル最上階のビュッフェレストランでは、270度の大パノラマを眺めながら北海道の食材をふんだんに使用した料理を味わえます。サウナやジャグジーなどを備えた宿泊者様専用スパもあり、癒しの時間を過ごせます。
【コネクティングコンフォートツインの特徴】 部屋サイズ:22㎡のツインルーム2部屋 最大宿泊人数:6人 ベッド:各部屋に幅110cmのベッド2台、幅110cmのエキストラベッド1台
| 住所 | 〒070-0037 北海道旭川市7条通6丁目 |
|---|---|
| アクセス | JR「旭川駅」から車で約5分 JR「旭川駅」から徒歩約15分 |
| 公式サイトURL | https://www.art-asahikawa.com/ |
アートホテル鹿島セントラル
コネクティングツイン
地上78.2mの高さを誇る「アートホテル鹿島セントラル」は、神栖市のランドマークです。東京から車で約90分の場所に位置し、観光の拠点として役立ちます。大浴場では、加水なしの自家源泉を100%使用した温泉を楽しめるのが嬉しいポイント(2025年11月1日~12月20日は施設改装のため休業)。個室完備の中華料理店や茨城県のブランド和牛を提供する鉄板焼店など、シーンに応じて選べるレストランも揃っています。
【コネクティングツインの特徴】 部屋サイズ:26.5m²のツインルーム2部屋 最大宿泊人数:4人+小学生までの添い寝4名 ベッド:各部屋に幅113cmのベッド2台
| 住所 | 〒314-0144 茨城県神栖市大野原4-7-11 |
|---|---|
| アクセス | JR「小見川駅」から車で約13分 JR「潮来駅」から車で約15分 JR「鹿島神宮駅」から車で約15分 JR「東京駅」から高速バスで約90分 「羽田空港」から高速バスで約130分 |
| 公式サイトURL | https://art-kashima-central.com/ |
アートホテル石垣島
オーシャンビュー スタンダードツイン(コネクティング)
石垣市街の高台に位置する「アートホテル石垣島」は、ホテルを拠点に八重山観光を楽しむのにぴったりな立地です。朝食ビュッフェは、日替わりの出汁にこだわった石垣そば、ゆし豆腐、にんじんシリシリなど、島ならではのグルメが満載。大浴場では、石垣島の地下水を汲み上げた超軟水のお湯で心地良い時間を過ごせます。男湯には高温サウナ、女湯にはミストサウナがあり、リフレッシュできます。
【スタンダードツイン(コネクティング)の特徴】 部屋サイズ:24.8m²のツインルーム2部屋 最大宿泊人数:6人 ベッド:各部屋に幅110cmのベッド2台、各部屋に幅98cmのエキストラベッド1台
| 住所 | 〒907-0022 沖縄県石垣市大川559 |
|---|---|
| アクセス | 「南ぬ島石垣空港」から車で約25分 「南ぬ島石垣空港」からバスで約35分 |
| 公式サイトURL | https://www.art-ishigakijima.com/ |
白浜オーシャンリゾート
コネクティングルーム
「白浜オーシャンリゾート」は、全室オーシャンビューが自慢。南房総白浜の海側に位置しているため、遮るものなく絶景を満喫できます。海を望むレストランでは、浜焼きやハマグリ出汁しゃぶしゃぶなど、約50種類の料理が並ぶ夕食ビュッフェが人気です。南房総温泉の出湯を運び入れた温泉展望大浴場でも、海を眺めながらゆったりとしたひとときを過ごせます。リンパボディマッサージなどを受けられるヒーリングサロンで、日頃の疲れを癒すのもおすすめです。
【コネクティングルームの特徴】 部屋サイズ:2室で57㎡ 最大宿泊人数:5人 ベッド:幅110cmのベッド3台、幅120cmのベッド2台
| 住所 | 〒295-0102 千葉県南房総市白浜町白浜2784 |
|---|---|
| アクセス | JR「館山駅」から無料送迎バスで約30分 |
| 公式サイトURL | https://shirahama-ocean-resort.com/ |
まとめ
コネクティングルームは、室内ドアで2部屋を自由に行き来できる点が大きな魅力です。「昼間は家族の団らんを楽しみ、夜はそれぞれの部屋でプライベートな時間を過ごす」など、3世代旅行にぴったりな使い方ができます。また、廊下に出ることなく部屋を行き来できるため、小さな子どもがいる場合も安心して移動できるでしょう。
今度の3世代旅行では、コネクティングルームを利用してみませんか?今回ご紹介した情報を参考に、家族みんなで楽しいひとときを過ごせるホテルを見つけてみてください。