貸切風呂や客室風呂があったり、ベビーグッズが充実していたりと、赤ちゃんに優しい宿の魅力にはさまざまな魅力があります。本記事では、赤ちゃんと一緒に行く温泉宿の選び方やおすすめの宿、注意点などを解説します。赤ちゃんとの旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 赤ちゃんと一緒に行く温泉宿選びのポイント
- ポイント①快適なのは「貸切風呂」か「客室風呂」
- ポイント②「ベビーグッズ」の充実度をチェック
- ポイント③「部屋食」や「個室食」が安心
- ポイント④「赤ちゃん向けのサービス」も大事
- ポイント⑤「アクセスの良さ」で負担を減らす
- 赤ちゃん連れに優しい!温泉を気兼ねなく満喫できる宿3選
- ホテルエピナール那須(栃木県)|託児サービス完備!親子でリラックスできる宿
- ホテルニューアカオ(静岡県)|畳敷きの客室でハイハイの赤ちゃんも安心
- 亀の井ホテル 彦根(滋賀県)|全室レイクビュー!貸切風呂でゆったり入浴を満喫
- 初めてでもこれで安心!赤ちゃんと温泉旅行の基本Q&A
- Q1. 赤ちゃんはいつから温泉に入れる?
- Q2. 温泉の泉質は気にしたほうがいい?
- Q3. おむつが取れていないときはどうする?
- Q4. 旅行に持っていった方が良いものはある?
- 3世代旅行を最高の思い出にする!温泉滞在を楽しむコツ
- スケジュールは「赤ちゃんファースト」でゆったりと
- パパ・ママで上手に役割分担
- 浴衣での記念撮影など「今だけの思い出」を残そう
- まとめ
赤ちゃんと一緒に行く温泉宿選びのポイント
赤ちゃんと一緒に行く温泉宿選びのポイントは、以下の通りです。快適なのは「貸切風呂」か「客室風呂」 「ベビーグッズ」の充実度をチェック 「部屋食」や「個室食」が安心 「赤ちゃん向けのサービス」も大事 「アクセスの良さ」で負担を減らすそれぞれのポイントを詳しく解説します。
ポイント①快適なのは「貸切風呂」か「客室風呂」
赤ちゃんと一緒の旅行は、貸切風呂か客室風呂がある温泉宿を選ぶのがおすすめです。宿によっては、おむつが取れていない赤ちゃんの大浴場の利用を制限しているところもあります。大浴場の制限がなくても、入浴中に赤ちゃんが泣いたり、大きな声を出したりしてほかの宿泊客に迷惑をかけるかもしれません。
また、大浴場の場合は、パパかママのどちらか一方が赤ちゃんの世話をしながら入浴することになるため、気が休まらない可能性もあります。貸切風呂や客室風呂なら、周りの目を気にせず家族だけのプライベート空間でリラックスできるでしょう。お風呂の温度調節もでき、赤ちゃんのペースに合わせてゆったり入浴を楽しめます。
ポイント②「ベビーグッズ」の充実度をチェック
赤ちゃんとの旅行は、どうしても荷物が多くなりがちです。ベビーグッズの貸し出しが充実している温泉宿を選べば、旅行中の負担も軽くなります。
【貸出グッズの例】ベビーソープ ベビーバス ベビーベッド ベビーチェア おねしょシーツ おむつ用ゴミ箱 哺乳瓶消毒セット 授乳クッション 赤ちゃん用の寝巻き
ホテルニューアカオの貸出グッズイメージ
ほかにも、赤ちゃん用のタオルを多めに貸してもらえるかや、赤ちゃん用のミルクや飲み物を作る際にポットやお湯が利用できるかどうかも、大切なポイントになります。
貸出可能なベビーグッズは宿によって異なるため、事前に公式サイトや電話で確認しましょう。「貸し出しグッズは無料か」「予約が必要か」といった点も、事前に確認しておくとより安心です。
ポイント③「部屋食」や「個室食」が安心
食事の際は、赤ちゃんが途中でぐずったり、授乳が必要になったりする場合があります。ほかの宿泊者と一緒の食事会場だと、周囲の目が気になって食事を楽しめないかもしれません。部屋食や個室食であれば、親子でリラックスしながら食事を楽しめますし、赤ちゃんがぐずってしまっても安心です。
部屋食の場合、赤ちゃんが食事に飽きた際に目の届く場所で遊ばせられます。赤ちゃんが眠くなったら、そのまま寝かせてあげられるのもメリットです。
個室食は、完全個室のほかに仕切りで区切られた半個室タイプがあります。ベビーカーが入れるかも含めて、個室のタイプを確認しましょう。
ほかに、離乳食の提供やアレルギー対応など、食事に関する赤ちゃん向けサービスがあることも重要なチェックポイントです。
ポイント④「赤ちゃん向けのサービス」も大事
単に設備が整っているだけでなく、赤ちゃん向けのサービスがあることも重要です。宿全体に赤ちゃんを歓迎する温かい雰囲気があれば、パパもママも心からリラックスして過ごせるでしょう。
【赤ちゃん向けサービスの具体例】赤ちゃんに慣れたスタッフが多い 赤ちゃんの記念日のお祝いをサポートしてくれる 館内にキッズスペースが設けられている 客室内におもちゃや絵本などが揃っている 赤ちゃん向け宿泊プランを提供している
サービス面が十分かどうかを確認する際には、口コミを参考にするのがおすすめです。実際に宿泊したパパ・ママの体験談をチェックすることで、あらかじめ宿の雰囲気を知ることができます。
ポイント⑤「アクセスの良さ」で負担を減らす
赤ちゃんの負担を考え、長時間の移動を避けることも大切です。2〜3時間を目安に、無理なく移動できる範囲の宿を選ぶと良いでしょう。
車移動は、家族だけの空間でリラックスでき、荷物を多めに持って行けるのがメリットです。事前にサービスエリアなどの休憩スポットを調べておき、こまめに休憩をとるようにしましょう。
電車移動は、できる限り乗り換えが少ないルートを選ぶのがポイント。指定席は、通路側や出入口付近など、何か起きたときにすぐ移動できる場所が便利です。また、最寄駅からアクセスしやすく、送迎サービスのある宿なら、移動もスムーズです。
万が一の体調不良に備えて、宿の周辺に小児科やドラッグストアがあるかどうかも調べておくと、いっそう安心です。
赤ちゃん連れに優しい!温泉を気兼ねなく満喫できる宿3選
ここでは、赤ちゃん連れのご家族に嬉しいサービスが充実した温泉宿を3つご紹介します。ホテルエピナール那須(栃木県) ホテルニューアカオ(静岡県) 亀の井ホテル 彦根(滋賀県)お気に入りの宿を見つけて、赤ちゃんとの旅行を楽しんでください。
ホテルエピナール那須(栃木県)|託児サービス完備!親子でリラックスできる宿
保育士資格を持ったスタッフがいる託児サービス「ぴよぴよルーム」
「ホテルエピナール那須」は、「ベビーコーナー」や「ベビーデラックス」などの赤ちゃん向け客室が充実している宿です。調乳ポットや授乳クッションなどの貸出グッズが充実し、市販の離乳食も用意されています。
大浴場には、バスチェアやベビーソープ、ベビーバスがあり、刺激の少ない単純温泉でゆっくり過ごせるのが魅力。託児サービス「ぴよぴよルーム」では、パパ・ママが館内のエステや温泉、食事などを楽しんでいる間に、保育士資格を持ったスタッフが赤ちゃんと遊んでくれるのも嬉しいポイントです。
アクセスは、東北自動車道「那須IC」から車で約10分。JR「那須塩原駅」からは無料送迎シャトルバス(完全予約制)で約30分です。正面玄関に那須観光周遊バスのバス停があり「那須サファリパーク」や「那須テディベア・ミュージアム」などの人気スポットを巡れます。家族で自由に観光を楽しむなら、ホテルから利用できるレンタカーもおすすめです。
【赤ちゃん連れにおすすめのポイント】ミキハウス子育て総研 「ウェルカムベビーのお宿」に認定 赤ちゃん向け客室を完備 赤ちゃん向け貸出グッズ・設備が充実 各レストランに市販の離乳食(5ヶ月、7ヶ月、9ヶ月、12ヶ月)を無料で用意 大浴場は刺激の少ない単純温泉 託児サービスに赤ちゃんを預けられる おむつが取れていない赤ちゃんも水着用おむつ着用で入れる室内温水プールあり
| 施設名 | ホテルエピナール那須 |
|---|---|
| 住所 | 栃木県那須郡那須町大字高久丙1 |
| 公式サイトURL | https://www.epinard.jp/ |
ホテルニューアカオ(静岡県)|畳敷きの客室でハイハイの赤ちゃんも安心
ホテルニューアカオ 畳敷きのお部屋
ホテルニューアカオは、赤ちゃん連れも快適に滞在できるサービスや設備が揃う宿です。館内には赤ちゃん向けグッズを販売する売店や授乳室、コインランドリー(有料)を完備。ベビーソープやバスチェア、哺乳瓶洗いセットなどの貸出グッズもあります。絵本やおもちゃの貸出もあり、赤ちゃんと遊ぶのにぴったりです。
客室には「プレミア和洋室」や「スーペリア和洋室」、「和室ベッド」など、ハイハイする赤ちゃんも快適に過ごせる畳敷きのお部屋が用意されています。ビュッフェレストランでは離乳食の提供があり、持参した離乳食の温めも対応可能です。
アクセスは、東名高速道路「沼津IC」または新東名高速道路「長泉沼津IC」から車で約50分。JR「熱海駅」からは無料送迎バスで約10分です。周辺には「熱海城」や「熱海ロープウェイ」などの人気スポットがあり、観光の拠点としても便利です。
【赤ちゃん連れにおすすめのポイント】ミキハウス子育て総研 「ウェルカムベビーのお宿」に認定 売店で赤ちゃん向けグッズを販売 赤ちゃん向けの貸出グッズが充実 赤ちゃんも過ごしやすい畳敷きの部屋が揃う ビュッフェレストランで離乳食を用意、離乳食の温めにも対応
| 施設名 | ホテルニューアカオ |
|---|---|
| 住所 | 静岡県熱海市熱海1993-250 |
| 公式サイトURL | https://hotel-new-akao.com/ |
亀の井ホテル 彦根(滋賀県)|全室レイクビュー!貸切風呂でゆったり入浴を満喫
亀の井ホテル 彦根「貸切風呂」
「亀の井ホテル 彦根」は、琵琶湖を一望できる全室レイクビューの宿です。晴れた日には、湖に浮かぶ多景島や竹生島のほか、伊吹山まで見渡すことができます。客室は、ハイハイをする赤ちゃんも快適に過ごせる和室や和洋室を用意。目の前の絶景を眺めながら、親子でリラックスしたひとときを満喫できます。
琵琶湖の大パノラマが広がる大浴場だけでなく、貸切風呂(要予約)があるのも嬉しいポイント。内風呂と露天風呂があり、プライベートな空間で赤ちゃんとゆっくり入浴できます。入浴後には、宿泊者専用のゲストラウンジでドリンクを楽しむのもおすすめです。
レストランの夕食では、近江牛を使った料理を味わえます。朝食は「カラダにやさしい」をテーマに、地元野菜や発酵食品を使った小鉢や、近江米こしひかりなどが並びます。
アクセスは、名神高速道路「彦根IC」から車で約15分。JR「彦根駅」からは無料送迎バス(要予約)で約10分です。宿から車で約15〜20分の範囲に「彦根城」や「玄宮園」「多賀神社」といった観光名所もあります。
【赤ちゃん連れにおすすめのポイント】赤ちゃんも安心できる畳敷きの部屋タイプが揃う 貸切風呂で赤ちゃんとゆったり入浴できる
| 施設名 | 亀の井ホテル 彦根 |
|---|---|
| 住所 | 滋賀県彦根市松原町3759 |
| 公式サイトURL | https://kamenoi-hotels.com/hikone/ |
初めてでもこれで安心!赤ちゃんと温泉旅行の基本Q&A
ここでは、赤ちゃんとの温泉旅行でよくある質問をQ&A形式で紹介します。疑問点を解消するために役立ててください。
Q1. 赤ちゃんはいつから温泉に入れる?
赤ちゃんが温泉に入れるタイミングには、明確な基準がありません。個人差はありますが、以下のポイントをクリアできたタイミングが良いとされています。自宅ではベビーバスではなく浴槽に入っている 首が据わっている お座りができる
安心してお座りができる状態であれば、ベビーチェアに座らせられるため、入浴中も赤ちゃんをお世話しやすいでしょう。ただし、お座りが安定していても、思わぬきっかけで転倒してしまう可能性があります。入浴中は赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
Q2. 温泉の泉質は気にしたほうがいい?
赤ちゃんは大人と比べて、特に皮膚が敏感です。硫黄泉や酸性泉などの刺激が強い泉質は、避ける必要があります。赤ちゃんと温泉に入るなら、無色透明・無臭で刺激が少ない単純温泉がおすすめです。温度は、自宅でお風呂に入るときと同じくらいにしてください。
温泉から上がる際は、シャワーをかけて温泉成分を洗い流しましょう。アトピーなどの皮膚疾患がある赤ちゃんは、かかりつけの医師に相談し、温泉に入っても問題ないか確認しておくことが大切です。
Q3. おむつが取れていないときはどうする?
おむつが取れていない赤ちゃんの入浴は、宿によって対応が異なります。事前に宿と連絡を取り、赤ちゃんの入浴について確認してください。
一般的に、大浴場は衛生面などの観点からおむつが取れていない赤ちゃんは入浴できない場合が多いでしょう。一方で、貸切風呂や客室風呂であれば、おむつが取れていない赤ちゃんでも入浴可能な場合があります。
Q4. 旅行に持っていった方が良いものはある?
赤ちゃんとの温泉旅行に持って行くと便利なものは、以下の通りです。ベビーソープ ベビーシャンプー クリームやワセリンなどの保湿剤 タオル
宿によっては、ベビーソープやベビーシャンプーといったバスグッズを貸し出している場合があります。保湿剤は、入浴後の赤ちゃんの肌を乾燥から守るのに役立ちます。タオルはベビーベッドの下に敷くこともあるため、1〜2枚多めに準備すると安心です。
3世代旅行を最高の思い出にする!温泉滞在を楽しむコツ
温泉滞在を楽しむコツは、以下の通りです。スケジュールは「赤ちゃんファースト」でゆったりと パパ・ママで上手に役割分担 浴衣での記念撮影など「今だけの思い出」を残そうそれぞれのポイントを解説します。
スケジュールは「赤ちゃんファースト」でゆったりと
赤ちゃんとの旅行は、予想外のハプニングが起きる場合も少なくありません。スケジュール通りいかなくても問題なく旅行を楽しめるように、余裕を持って行動することが大切です。
【スケジュールを立てるときのポイント】観光地巡りなどの予定を詰め込み過ぎない 移動時間に余裕を持つ 赤ちゃんの授乳やお昼寝の時間を最優先にする
「何もしない贅沢」を味わうのも、温泉旅行ならではの醍醐味です。観光に専念するのではなく、宿でのんびり過ごす時間を楽しむのも良いでしょう。
パパ・ママで上手に役割分担
赤ちゃんとの旅行は、さまざまな場面でお世話が必要になります。パパ・ママで役割を分担し、どちらか一方に負担が偏るのを防ぐことが重要です。
【役割分担の例】おむつ替えは交代で行う パパが赤ちゃんをお風呂に入れている間にママはゆっくり温泉を楽しむ 授乳後のゲップは、パパにお願いする 旅行のスケジュールや持ち物管理をパパ・ママで共有する
夫婦が協力してリフレッシュできる時間を作ることで、パパ・ママどちらも満足感の高い旅行になるでしょう。
浴衣での記念撮影など「今だけの思い出」を残そう
楽しい旅行にするためには、今だけの思い出を残すのも大切なポイントです。例えば、赤ちゃんの初めての浴衣姿や観光地でのひとこまなど、温泉旅行だからこそのシャッターチャンスがたくさんあります。宿の前で家族の集合写真を撮影するのも良いでしょう。
日常とは違う特別な空間での写真は、後から見返したときにかけがえのない宝物になるはず。赤ちゃんのときにしか見られない表情を写真に収めてはいかがでしょうか。
まとめ
赤ちゃんと温泉旅行へ行く際は、宿選びが大切です。「赤ちゃん向けの貸出グッズが充実している」「貸切風呂や客室風呂がある」など、赤ちゃんに優しい設備・サービスを提供している宿が適しています。自宅からアクセスしやすい宿を選び、移動の負担を減らすのも重要なポイントです。
家族の素敵な思い出づくりに、赤ちゃんにぴったりな温泉宿へ出かけてみませんか?今回ご紹介した情報を参考に、お気に入りの宿を見つけてください。